2024 04,25 03:21 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2015 05,22 09:33 |
|
中国船による珊瑚密漁が騒がれていた当時、水産庁や東京都の漁業取締力では対処できないので、海上保安庁にも協力を要請していた。同じ時期、海上保安庁では毎年開催される観艦式を中止するくらい全力を尖閣諸島防衛に注いでいたため、小笠原沖への巡視船派遣も限界の状況であった。 私は海上保安庁の力でしても小笠原の海(日本の領海)を守れないのなら、防衛省に支援を要請すべきだと、国土交通省と海上保安庁に申し入れの電話をした。海上保安庁からは「現状で対応できている」との回答を得た。200隻もの船団を前に追い払うことしかせず、立入検査も検挙もできない状況のどこが対応できているのかと疑問を感じた。 その後しばらくして、海上保安庁の方針が変わった。検挙する姿勢を前面に出し始めた。すると密漁船団は一斉に小笠原沖から姿を消した。 私は、この船団の検挙には明らかな政治判断があったと思う。海上保安庁にも政治判断があるのかと聞いたが、そういったことはないと言っていた。 『一方、密漁問題発生以前の海底の状況を示す資料が存在せず、被害立証ができない上、実際に密漁した中国漁船の特定も不可能で中国側への損害賠償請求は難しいとの見方を示した。』との記事であるが、そもそも最初から損害賠償請求をする気持ちなどあるわけがない。そうであれば、当時積極的に検挙をしていただろう。「被害立証できない」「中国漁船の特定ができない」 など、きれいごとを並べて今更馬鹿を言うな! 小笠原村長はじめ、村議会、漁協、観光協会など多くの関係者が永田町に足を運び、やっと重い腰をあげた政府。この小笠原の密漁問題への政府・官邸の姿勢は全く評価できない。そしてその政治判断に翻弄される、現場の海上保安官の気持ち、抗議の電話を受ける海上保安庁職員の気持ちを考えると・・・ 巡視船が衝突された時の証拠を隠そうとした親中派の連中。 再発防止を徹底するよう強く求めても、豊かな漁場・サンゴ礁・損害全てが回復するわけではない。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
忍者ブログ [PR] |